シングルファーザーになったヤマセミの子育て奮闘

ヤマセミの兄弟

前回のヤマセミの営巣地での悲劇と歓喜の続きです。

その3日後にまた営巣地に向かいました。やはりその後、雛たちはどうなったのか、親のオスは頑張っているだろうか、気になってしまって。

巣立つ準備、給餌制限をしていた

雛はまだ巣立ってなく、父親も頻繁に餌を運んではいませんでした。それは給餌制限と呼ばれるものです。雛が巣立つためには体重を減らす必要があります。生まれて初めて飛ぶのが地上20mほどの高さです。そして巣から飛び出した瞬間に外敵に襲われることもあります。少しでも体重が軽いほうが良いのでしょう。そのために親は給餌の回数を減らし雛の体重を減らすそうです。

今日は明らかにその感じでした。親が餌を捕まえてきて、餌を咥えたまま巣穴の前でホバリングしたり、巣穴の下で餌を運ばずに待っていたりと、巣立ちを促す行為も見れました。もう少しで巣立ちのようです。

巣立ちを促すヤマセミ
巣立ちを促すために巣穴近くで餌を咥えたままホバリングするヤマセミ

巣立ちを促すヤマセミ
巣立ちを促すヤマセミ 巣立ちを促すヤマセミ 巣立ちを促すヤマセミ

巣立ちを促すヤマセミ
餌を与えずにUターン

巣穴の下で魚を咥えて巣立ちを促すヤマセミ

 

片親になって心配していましたが、しっかり子育てをしててひとまず安心しました。後は雛が巣立って独り立ちしてくれるのを願うばかりです。

巣立ち成功で4羽のヤマセミの子が舞う

毎日でも張り付いていたかったのですが、労働者の辛いところ、2週間も開いてしまいました。巣立っているだろうと現地に向かいました。

常連のカメラマンが数人いて、「4羽出たよ」と教えてくれました。よたよたしながら3羽が飛んでいます。ああ、良かった…、無事に巣立ったんだ。本当に父親はよく頑張ったなあと。うるうるしてしまいました。

子供のヤマセミは飛ぶのも枝に止まるのもまへたくそでした。見ていて可愛くて可愛くて。そしてあっち行ったりこっち行ったり元気いっぱいです。

水浴びするも飛び立てず斜面へへばりつくヤマセミ
水浴びするも飛び立てず斜面へへばりつくヤマセミ
ヤマセミの落下
また川に落ちた(笑)
ヤマセミ
父ちゃんはさすが

巣立ったばかりのヤマセミ ヤマセミの兄弟 巣立ったばかりのヤマセミ ヤマセミの兄弟 ヤマセミの兄弟

元気いっぱいのヤマセミ
元気いっぱい
元気いっぱいのヤマセミ
元気いっぱい
ヤマセミの兄弟
ヤマセミの兄弟
ヤマセミの兄弟
ヤマセミの兄弟
ヤマセミの親子
ヤマセミの親子

狩りの練習

子供のヤマセミは狩りの練習を頻繁にしていました。巣立ってからすぐに自分で餌をとることがでません。まだしばらくは親に魚を獲ってもらいます。親の後ろで狩りを見ています(ただ餌を獲ってきてくれるのを待っているだけかも)。

ヤマセミ ヤマセミの子育て

その間に川に飛び込んで枝や小石、枯れ葉などを咥えて出てきます。それをくちばしで放り上げ回転させたりします。魚を捕まえても、頭からでないと呑み込めないため、空中で頭を先にする練習です。

飛び込んだと思ったら枝を拾ってきて、食べれれないのでお腹が空いているのか自分が止まっている枝までかじって、今度は枯れ葉、その次は鳥の羽まで獲っててきました(笑)。そして転がっている小石を咥えてくちばしで放り上げて練習していました。しかしおっこどしてしまったり。可愛いです。こんな子が立派に成長して今度は自分が親になり子供に餌を獲ってあげるんですね。生命の神秘です。

ヤマセミの女の子
ヤマセミの女の子腹ペコです
ヤマセミの女の子
飛び込む前に身だしなみを
ヤマセミの女の子
「行くわよ♪」
ヤマセミの女の子
まだ上手に飛び込めません
ヤマセミの女の子
何か獲ってきた
ヤマセミの女の子
思ったら枝でした
ヤマセミの子供メス
「ううう、お腹が空いたわ」
ヤマセミの子供メス
「うぐぐぐ」
ヤマセミの子供メス
また何か獲ってきたと思ったら葉っぱ
ヤマセミの子供メス
鳥の羽を拾ってきた
ヤマセミの子供メス
小石発見
ヤマセミの子供メス
咥えた!
ヤマセミの子供メス
魚の持ち変えの練習
ヤマセミの子供メス
「あ!」
ヤマセミの子供メス
もう一度
ヤマセミの子供メス
「えいっ!」
ヤマセミの子供メス
「あっ!!」
ヤマセミの子供メス
「あーーー!!」
ヤマセミの子供メス
「………」
ヤマセミの給餌
見かねて父ちゃんカジカを咥えて登場
ヤマセミの給餌
「わーーい」
ヤマセミの給餌
頑張ったね、と言ったかどうだか

ヤマセミの給餌

ヤマセミの給餌

ヤマセミの給餌

ヤマセミの給餌

狩りを促す

親のヤマセミは子供たちが自分で魚を獲れるようになるまで給餌します。

この時も親が大きな鮎を獲りました。咥えているところにすかさず子供のヤマセミが飛んできました。ところが、親は魚を子供に与えず咥えたまま飛んで行ってしまいました。大きな鮎だったので父ちゃんが自分で食べるのかなあ。餌をもらえなかった子供は自分で獲るしかありません。

へたくそなりに魚を獲ろうと果敢に川にダイブします。しかし獲れません。魚が獲れずしょんぼりとしているところに、さっきの魚を咥えた親が戻ってきて子供に魚を与えました。子供は鳴いて大喜びでいます。大きな鮎を丸呑みでした。

ヤマセミの給餌
お父ちゃんが戻ってきた

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ヤマセミの給餌
颯爽と飛び立つ父ちゃん

いつまでも簡単に餌を与えていては狩りが上手くならないので、こうして子供にモチベーションをかけて自分で狩りが出来るように育てていくのでしょう。この親のヤマセミもその親からそうやって育てられたのでしょうね。

またこの子たちが一人前になって子供を育てていくのを見たいと思いました。

今年も5月、6月の子育ての時期が楽しみです。

ヤマセミ

撮影データ

 

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